ボイスシンセサイザーで歌わせてる!
やっぱり、Mr.PCはオンチですね(^_^)
でも、なんとか発音が聞き取れます。
武田鉄也もびっくりかな!?
おおお、これは、すごい!
懐かしい!
親の前で見ると、おもわず赤面しちゃって困ったアニメです(汗)
編集は今のPCでやっているとのことですが、一応Mr.PCで一枚一枚書いた絵を
動画として編集して使っているってのもすごいですね。びっくりです。
ところで、あなたはMr.PCを使ったことはありますか?
Mr.PCってのはNECのPC-6601SRの愛称!
もちろん、NEC自らが名付けた愛称で、パソコン本体にもMr.PCの
刻印がちゃんと冠されています(^_^)
後にNECは六本木派パソコンとも呼ばせようとしてましたが(^^)

PC-6601SRはPC-6001(6601)シリーズ初のセパレートタイプ。
キーボードはFM-77AVの先を行くワイヤレス仕様!
もちろん、ワイヤードでも使用できます。
シリーズ最高性能にして、最後の機種。
やっぱり最大の特徴は音声合成でしょう。
標準でこの機能が備わっていました。2オクターブの音階で、
男性の声と女性の声で発声可能でした。もちろん、しゃべらせる
ことも出来て、無声音(ナイショ話)でしゃべらせることも出来たり、
しました。
サンプリングではなく、フォルマント音声合成でしゃべらせて
いるから、キカイのような奇怪な独特な声質なんですよね。
同じ発生原理だったYAMAHAのXGプラグインボードのSGも、
似たような声質でした。
Mr.PCは、多分、世界初で、唯一FM音源と同期させて
音声合成で歌わせることが出来たパソコンだったと思う。
※弟分のPC-6001MkIISRでも出来たけどね。
(もっとも今のPCはソフトウェアで何でもエミュレート出来てしまうけどね。)
こんな個性的な機能なのに、NECはPC-88やPC-98などの他の
機種では搭載させませんでしたね。やはり、NECとしても、
こんな「お遊び的機能」はビジネスパソコンには載せたくない
って思っていたからなのでしょうか?
Mr.PCは専用ディスプレイTVとのタッグで、
TVコントロールやタイマーも搭載していて、まるでX1みたい。
もちろんスーパーインポーズだって出来たし、テロッパにもなった。
膨大なPC-6001シリーズに完全上位互換!
うーん、いいことずくめのパソコンのように思えるのですが・・・。
やっぱりグラフィックや漢字処理能力や処理速度を初めとした
基本性能が低かったので、どうしてもスタンダードにはなれなかったんだよね。
当時はPC-88、PC-98、X1、FM-7、MSXなどが人気でした。
すでに、PC-60シリーズの愛好家はPC-88に乗り換えている方も
多かったですからね(涙)
とはいえ、ひときわ個性的なMr.PCはキニナルって人も多かったはず。
歌うパソコンなんて、NECでも他には無かったからね!
実はretrogamerもワインレッドのMr.PC実機を持っています。

私も、あらためて今、何か歌わせてみたい!!!!
でも、でもね、DiskBasicのディスクが壊れてしまって、ROM−BASICでしか
プログラムを組めません。だから、せっかくプログラムを打ち込んでも
TAPEでしかSAVEできません(泣)
なんとかならないもんでしょうか?
フロッピードライブは今のところ動くから、FDのゲームは出来るんだけどね。しかもオプションの2台目のFDが付いてるから、
メインドライブが故障しても入れ替えたら使える・・・かも。
それにしても、今回紹介した動画は、歌のみならず、
オケまでMr.PCのYM-2203(FM音源3音+PSG3音)で
作っちゃってるのもすごいですねえ。
FM音源の音色を作るのも今となっては大変だろうに・・・。
今の時代では、こういったソフトで気軽に歌わせることも出来る
んだろうけど・・・


初音ミク 14,500円

だからこそ、レトロマシーンだけで作る職人技は貴重!
とにかく出来る限り実機で作るってこだわりが素敵です。
同じ作者さんは、他にもつくってらっしゃいます。
今の時代に、大変な労力を惜しまずに、こんな楽しい作品を作っていらっしゃる
作者さんに拍手を送りたいです!!!!!
ラベル:レトロPC
youtubeにはアップされてないものもいくつかあり、ニコニコでの活動がメインのようです。
http://www.nicovideo.jp/mylist/11983431
この作者さんは音楽だけでなく、絵まで描いちゃうところもスゴイですよね。FM音源の音色センスもいいですしね。
今後もがんばって欲しいなって思います(^^)