MSXパソコンが その昔存在しました。
ご存じですか?
(スゴイでしょ!?)
このゴテゴテAVシステム(?)の中に組み込んであるのだけど、
どれか分かるかな? これがPalcomこと、「PX-7」
本体だけだと、わりとスタイリッシュな
高級AV機器のようなMSXパソコン。
キーボードがセパレート式でなかなか
高級な感じ。
オーディオやビジュアルで
当時のヤング・マニア層に
人気があったあの「パイオニア株式会社」の製品。
近年ではカーナビやDJ機器でも
Pioneerは有名ですね。
このPalcomは、もちろん普通のMSXパソコンとしても
使用可能。
でも、この「Palcom」の特長は、MSX規格をベースに
パイオニア独自の拡張がなされていたこと。
最大の特徴はレーザーディスクの制御機能。
I/O端子付きのレーザーディスクをMSX側から
コントロールすることが可能。
また、スーパーインポーズ機能も内蔵。
レーザーディスクの画面とMSXの画面を
合成することが可能。
スーパーインポーズを使いたいときはキーボードの
専用キーを押すだけ。
そうすればMSXのBASIC上なら
どんな画面であろうとリアルタイムで合成できてしまいます。
ただし、パイオニアの拡張BASICでしかこの機能は
利用できませんので市販カートリッジのゲーム画面との
合成などは出来ません。Basic起動後、テープでLOAD
するタイプのゲームの場合はOKかもしれません。
もちろんレーザーディスクの
代わりにビデオデッキを接続しての画面合成も
することができます。
だからビデオ編集機としても使えます。
ビデオタイトラーとして、テロッパー
としてもプログラム次第では使用可能。
さすがにデジタイズ(画像の取り込み)は
できませんでしたが。
そして、
簡易オーディオミキサーも内蔵。
本体の音源(PSG)とレーザーディスクの音を
お好みのボリュームでステレオ合成可能。
これらの機能を活用したPalcom専用ゲームソフトが
いくつか発売されていました。
ゲームセンターで人気があったレーザーディスクゲームの
移植タイトルも多かったけど、Palcom専用にリリースされた
ゲームもあります。
レーザーディスクゲームの特長としては、やはり画像が
綺麗なこと。音ももちろん綺麗。
そして媒体がディスクなので、ランダムアクセスが
可能なこと。
欠点は、当たり前といえば当たり前ですが、
レーザーディスクの映像は あらかじめ用意された
画面しか表示できないこと。
レーザーディスクで表示している動画以外の部分は
MSXの画像なので、画像クオリティが低く
やはり違和感があること。
レーザーディスクゲームには主に以下のような種類が
あります。
・リアルタイムコマンド選択方式
あらかじめ用意された映像を見ながら、
映像に合わせて、それに合ったキーやボタンを
タイミング良く押してストーリーを進めていきます。
または、画面に どのキーを押せばいいのかが
表示され、その画面の指示どおりに
キーやボタンを押すことにより
ストーリーをすすめていくタイプ。
キーをタイミングよく押さないと
ミスになったり、ストーリーが
分岐したりもする。
レーザーディスクゲームとしては
もっとも一般的。
例:タイムギャル、サンダーストーム、ロードブラスターズ
ドラゴンズレアなど
・ゲーム自体はコンピューター本体で描き出す画面なんだけど、
背景だけレーザーディスクの綺麗な画像になっているゲーム。
・アドベンチャーゲームになっているゲーム。
コマンド選択でストーリーが分岐する
テレビドラマといったところか。
・デモシーンやラウンドクリアの時のビジュアルシーンの時
のみレーザーディスクが再生されるゲーム。
例:マージャンなど。
レーザーディスクゲーム全般にいえることですが、
あらかじめ映像が決められてしまっているため、
ゲーム性が低くなってしまいがち。
また、どうしてもリアルタイム性が犠牲になる。
それでも、やはり、当時としては
実写やアニメ画面でゲームが出来るなんてことは
夢のような出来事だった。
もちろん、
レーザーディスクの制約をうまく克服した
名作もリリースされています。
PalcomはMSXカートリッジを差し込まない状態で
電源を投入すると、まずメニュー画面が
現れる。
ここで、「P-BASIC」と普通の「MSX BASIC」を
選択することが可能。
レーザーディスクを制御したい場合や、
スーパーインポーズ機能を使用したい場合は
「P-BASIC」を選択します。
「P-BASIC」は機能が拡張されている代わりに、
通常のBASICよりも使用可能メモリエリアが狭くなる。
レーザーディスクのゲームで遊ぶ場合は、
「P-BASIC」を選択後、
”CALL LD”と打ち込むことでプログラムの
LOADが始まる。
レーザーディスクからプログラムを読み込む
方法は、実はかなりアナログ。
レーザーディスクのトラック1に映像と一緒に
なんと、音声にてプログラムが収録されています。
あのテープでLOADするときの「ピーピーガガー」鳴る、
あの音で。
その音声は、ステレオ音声なのですが、
片方のチャンネルが音楽やナレーション。
そしてもう片方のチャンネルがプログラムになっています。
音声で収録されている「プログラム」は
レーザーディスクとPalcom間を接続した
オーディオケーブル経由でLOADすることになる。
だからプログラムの読み込みには
データレコーダーからLoadするのと
同じぐらいの時間がかかります。
レーザーディスクとはいえ、所詮はアナログ音声なので、
ノイズに弱く、ちょっとした汚れや、ゆれ などの影響で
Loadエラーもけっこう起きやすい。
Palcomにはオーディミキサー機能が内蔵されているので、
プログラムのLOAD時には音声チャンネルの方のみが
両チャンネルからモノラルからステレオに変換されて鳴る。
だから耳障りなプログラムのLOAD音が入った
チャンネルの方はミュートされます。
※ちなみにアーケードなどのレーザーディスクゲームの多くは、
プログラムは基盤(ROM)で用意されていて、レーザーディスク
には映像のみが収録。
唐突ですが、Palcomを分解して見ました(^^)
ま、こんな感じで、いかにも昔の基盤って感じです。
ところで、昔のレーザーディスクプレーヤーは
定価が30万円ぐらいしました。
Palcon本体よりもずっと高値。
しかも、でかい! 重い。
設置してみると、こんな感じで、とても存在感がある。
ちなみに、ワタシはもう少しスタイリッシュなLDも持ってます。
それでも大きいけど(汗)
ちなみに、あの「レーザーアクティヴ」も持ってます。
まだまだ現役稼動!
MEGA-LDも、LD-ROM2も遊べる!
ま、レーザーアクティヴについては、また後日語ろう!
金銭的に目を向けるのも難しかったのではないかと予想されます。
AVタワーwを見ると掃除が大変だといってたのが実感できます。
でも物持ちの良さは凄いと感嘆せざるを得ない!
レーザーディスクゲームは、結局コンシューマーでは、ほとんど普及しませんでしたね。
やはり値段が高かったのと、設置スペースの問題もあるなど敷居が高かったですからね。
AVタワー・・・だけならまだよいのですが、
シンセタワーや、Bookタワーも存在しております(><)
あと、半年ぐらいで、売るなり、あげるなり、捨てるなりしなければなりません。
先日も友人にXBOXとPS2のソフトを大量にあげました。
大変です(泣)
パイオニアのレーザディスクMSXですか、すごいもの持ってますねえ。昔、デパートのゲームコーナーで、セガのアストロンベルトをやって衝撃を受けましたので、これ当時欲しかったですね。ただMSXという範疇を超えた値段でしたので、最初からあきらめてしまいましたが。これは、数多いMSX機の中でも、結構な希少品なのでは。
>あの「レーザーアクティヴ」も持ってます。
凄すぎて目がまわりそうです。
アストロンベルトは、なかなか素晴らしかった
ですよね。Palcomにも移植されてました。
レーザーディスクゲームは、もともと高価な品ですし、あまりにもマニア向けですし、たぶん生産数も少なく、現存数は
かなり少ないのでしょうね。
でも、現実問題、結婚&引っ越しが半年後に控えているので、これらの品を全部処分しなければなりません。途方に暮れています(泣)
でもこれ知ってますよ〜。当時Beepでこれを紹介してましたよね。
「MSXでサンダーストームが!ロードブラスターができるのかよっ!(゜∀゜)=3」とその記事を見てえらい興奮してました笑
retrogamerさんの言われてるとおり、レーザーディスクの映像以外はあくまでもMSXの映像だからサンダーストームでの計器類のグラフィックはえらくしょぼかったのをよく覚えています(まぁアーケードもそんなにクオリティは高くなかったけどさ)
本体の中身の映像は実に興味深い!(ドラマ「ガリレオ」の湯川教授風にw)
つか分解すんなって苦笑。
しかし中身はめっちゃしょぼいなぁ笑。なんか昔のラジオの中身みたいだ。
最近のPCのマザーボードに見慣れてる身としてはこれだけでもすごい時代を感じますよね。
でもあの当時LDの映像のクオリティの高さはすごい魅力的でしたよね。
初めてゲーセンで「サンダーストーム」を見た時の衝撃はいまだに忘れられないっす。
金がなくてゲームできなくても、あの本体の中でデモを延々と見てるだけでもすごい幸せだったなぁ。
今じゃあれ以上のクオリティのゲームをCGでできるようになったんですから時代も変わったもんだと改めて実感しますね。
あ、そうそう。ところで「ロードブラスターズ」ではなく正しくは「ロードブラスター」ね!笑
このゲームは自分が人生で一番ハマったゲームなだけにチェックは厳しいですよ笑
山下章で検索したらたどり着きました。
全ては読んでないんですが、最近16年ぶり眠ってたX1を稼動しました。レトロPCってなにか捨てられないんですよね。また色々書き込みにきます。
山下章で飛んできたんですね(笑)
なんとなく、パソコンサンデーを思い出しちゃいました(^^) そして、X1TurboZのCMもね。
これからも、よろしくです。
AVタワー積みすぎすごいっしょ。
実はもっと高層化も可能なんですが、
後片付けが地獄作業になりますからね(泣)
ぜひ、次なる企画は、遊びに来たときにでもお手伝い下さい(笑)
しっかし、昔のラジオの中みたいって表現は、まさにそのとおりでワロタ。
ロードブラスターは、ついつい名前を間違えちゃうんですよね。WIN&X68版を持ってるくせにだよぉ。
マッドマックスが元ネタなんだろうけど、個人的には核戦争が起きなかった
「北斗の拳」の世界って思っております。
そういやぁ、ATARIのゲームにもロードブラスターってのがあるんだよね。こちらはこちらでまあまあ好きなゲームです。
またいろいろ更新してください。
書き込みに来ます。
最近やったレトロゲーム
オホーツク
イース3
ヴァリス
大魔界村
大戦略
ゼビウス
です
最近はちょっと更新をおこたっていますが、ちょくちょく更新していこうかなって思います。
最近遊んだレトロゲームは、
ボンバーマン
妖怪道中記
ラビリンスランナー
A-JAX
ロードブラスター
いっき
ギャラクシーフォース2
ダークエッジ
アウトランナーズ
などなどです(^^)
うぁー懐かしい。と言うか感動しました。
凄すぎます。
また遊びに来ます!
http://poe74.at.webry.info/