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2007年03月24日

パソコンソフトの自動販売機 TAKERU

「自動販売機」 って言えばどんなものを想像しますか?

ジュース、たばこ等が一般的かな。
たまに、雑誌やDVDも見かけますね。ガムやスナック(お菓子)、
ハンバーガーなんてのもたまにありますね。

最近では、音楽(MDやSDカード記録)も購入できたりもしますね。

でも、その昔、実はパソコンソフトの自動販売機が存在しました。

TAKERU3.JPG 

それが何かと言いますと・・・





ソフトベンダーTAKERUです。

 その昔(15〜20年ほど前)、ソフトの自動販売機が
ありました。


 PC-8801mkUSRやX1TURBOやX68000等は5インチFDで、
FM-77AVやFM-TOWNSやMSX2、Macintoshなどは3.5インチFDで、
PC-9801シリーズは3.5インチと5インチから選択できました。


 そしてMSX1はEP−ROM(?)カートリッジにて、
その場でソフトを書き込むというなんとも楽しいマシンが
大手のパソコンショップなどにおいてあったものです。
TAKERU3.JPG
※(カートリッジ書込は2代目TAKERUまで可能。3代目以降
  は廃止)


初期はなんと、FM-7やX1用にTAPE版のソフトも存在しまし
たが、その場で書き込みだったかどうかは覚えていません。


 その自動販売機の名は
「TAKERU(ソフトベンダー武尊)」。

 開発コードはSV-2000だ。

当時、稼働台数は全国で300台を超えていたらしい。



 自動販売機といっても、ジュース販売機などのように
展示された商品のボタンを押すとすぐに商品が出てくるタイプ
とは違います。
 その場で、ATM(現金を降ろすときに使うマシーン)みたい
に、タッチパネルの画面でソフトを検索していきます。
 自分の欲しいソフトのタイトル名や、対応機種別、
リリース新旧別、五十音別、ジャンル別など、いろいろな
検索が出来たので便利でした。



 欲しいソフトが決まったら、その場で入金すると、ディスク(またはROM)が出てきて、それをタケルに自分でセットして、
ソフトを書き込む仕組みになっています。
 説明書やレシートは内蔵プリンタでその場で印刷されて出て
きました。
 

 タケルでしか手に入らないソフトがあったり、同人ソフトが
手軽に買えたり、パッケージ版よりも安かったり、絶版になっ
たソフトが買えたりしてけっこう貴重でした。

 また、その場で選ぶ楽しさがあったりしたものです。
雰囲気的にはファミコンのディスクシステム用の
「ディスクライター」に近いものがありましたが、
自分でソフトの検索やディスクのセットなどの一連の操作を
やるため、またちがった楽しさがありました。


 ちなみにミシンなどで有名なブラザー社が開発していたよう
に記憶しております。ブラザー系列(だったと思ったけど)の
コムロードなどによくTAKERUが設置されていました。

このタケルにはHDとCD-ROMが内蔵されていて、そこにソフトが
大量収録されていたのですが、実は、ISDN回線でホスト
コンピュータと繋がっていて、本体に無いソフトは、
ダウンロードをしながら書き込みという当時としては
画期的なシステムで運営していました。
このTAKERUのシステムを参考に、現在の”通信カラオケ”が
実現したとも言われています。実際、かつては、JOY SOUNDが
タケルと同じサーバーを使用していました。
そういう意味でもタケルは偉大な存在なんですね。

 当時はまだまだインターネットはおろか、パソコン通信です
ら一般的ではなかったので、こうしたフリーウエア的なものや
ディスクマガジン、同人ソフトが手軽に検索&安く購入でき
たTAKERUは貴重な存在でした。
ディスクマガジンだと、X68000の電脳倶楽部が有名でしたネ。

ホント、むかしはTAKERUにお世話になりました(笑)

 でも、実は、PTAで問題にあがったことも・・・。
あまり少年には好ましくないソフトでも、無人ゆえ、
簡単に買えてしまうということで、ちょっと問題に
なったこともありました。

「いーじゃん。それくらい」

って思ったのは言うまでもありまん。
当時のパソコンといえば、荒い解像度で
色も8色とか16色とかが主流だったんだよ。






 まあ、そんなわけで、写真は、そんなTAKERU用の
MSX1用のカートリッジの30本タワーです(笑)
TAKERU1.jpg



 もちろん、カートリッジには”MSX"のロゴが入っています。
シールには”TAKERU”のロゴと、
”ROM CARTRIDGE”と印刷されています。

TAKERU2.JPG

お約束の”※MSXマークはマイクロソフト社の商標です。”
も書かれています。
TAKERU3.JPG
 自分でタイトルを書き入れなければならないのはチョット嫌
でした。


なんせ字が下手なもんで(汗)




 ためしに、どうなっているのかカートリッジを分解して
みました。

TAKERU4.JPG

中に入っていたICには
 ”JAPAN R0012770 PGM 12.5V HN2725G-25”
と書いてありました。
 多分、日立製。紫外線保護用の銀紙シールがチップの真ん中
の窓に貼ってあるので、EP-ROMなのでは?と思いますが、
良く分かりません。
 ちなみに、基盤(ボード)にはBD33093と書かれています。


 今の時代だと、こういったTAKERUのような自動販売機は
必要ないかもしれません。
 なんせ、オンラインにて簡単に検索&ダウンロード出来て、
決済はクレジットカードやWEBマネーで手軽に出来てしまいま
すからね。しかも、おおよそのものはWINパソコンで全て動いて
しまう。

 また貴重な品でも、オークションなどで、簡単に探せる時代・・・。







 時代の変化を喜ぶ反面、あの古き良き時代が懐かしい。
昔のほうが、何でも手に入らない反面、夢があったように
思います。

TAKERUがサービス終了したのは1997年。
もう、10年も昔の話なんですね。




 もういちど、ワクワクしながらTAKERUをさわってみたい
ものですね。


















posted by retrogamer at 22:50| Comment(0) | TrackBack(2) | レトロゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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