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2007年04月02日

ツインファミコンのちょっとしたひみつ

ツインファミコンのちょっとしたひみつ


「ツインファミコンのディスクがこわれちゃた(涙)
自分でベルトを変えるのも自信ないし、どうしよう?
まだまだディスクシステム用ソフトで遊びたいしなあ。」




しばし、沈黙・・・・・・。

「あ、ファミコンのディスクシステムが使えるかな?
 つなげるんだったら、ディスクシステムの中古を
オークションとかレトロゲームショップで
買えばOKだね」

さて、ツインファミコンに、ディスクシステムは
接続できるのか?




はい。ちゃんと接続できます!!!
ただ、かなりぶかっこう(笑)

Vball2.jpg
これで、バレーボールも遊べます(笑)
Vball1.jpg


それでは、ディスクシステムを分解して、
ツインファミコンに移植できるか?


はい。問題なく出来ます!!
(ただし、自己責任で)
それも、ディスクユニット自体は
形も色も大きさも、まったく同じ!

赤いツインファミコンでも、よーく見ると
ディスク部分は、ファミコンのディスク
システムと同じブラックですからね。

ディスクシステムもツインファミコンも
まったく同じ部品を使用しているって
こと。

だから、動作確認がとれているディスクシステム
のドライブのみGETできれば、ツインファミコン
を復活させることが出来るってこと。

ツインファミコンの中古はけっこう高価だけど、
ディスクシステムの中古だったら、そこそこ安い。
これで、一安心ですね(笑)



 ここで、ツインファミコンを知らない方のために、
簡単に解説。

 TwinFamicomは、1986年に、シャープから発売された、
ファミコンディスクシステムを内蔵した
ファミコン互換機。発売当初の定価は
3,2000円もしたので、決して安くは無かった(笑)
(ファミコン+ディスクシステムの方が安かった)


Twin Famicomは、
「ディスクが手軽に遊べる」という特徴のほかにも、
 こんな特徴がある。

○ツインファミコンはファミコンとの互換性が高い
実は、ファミコンTV C1
(ファミコンが内蔵されたSHARP製テレビ)
は、けっこう動かないソフトが多く、ディスクシステムも
接続不可能。最近の復刻版の
ファミコン互換機(ファミコンフォート等)も、特に大容量
ソフトを中心に動かないソフトがけっこうあります。
ツインファミコンはファミコン用の全てのソフトが使用可能。
周辺機器も問題なく使用できます。
ちなみに、ディスクとカートリッジの切り替えは、
電源OFF時に「切り替えスイッチ」にて行う。
ディスク使用時の起動画面で「FAMICOM」と表示される本体と、
「Nintendo」と表示される本体の2種類が存在していました。
また、「FFマーク」が有るもの、無いものなど、細かに
バージョンが違っています。
(あなたのツインファミコンはどっちかな?)


○ツインファミコンはACアダプタ1個で全ての動作がOK
ACアダプタが1個でいいので、コンセントの工面に困らなくて
良い。もちろん、ディスク用に乾電池の用意の必要もなし。
でも、ACアダプターが専用品なので、無くしてしまうと
かなり困る。ファミコンのアダプタとは電圧も形状も異なる。

○ツインファミコンの後期型は連射パッド
初期型は普通のコントローラーだけど、後期方は
連射機能が付いていてGOOD.
ちなみに、コントローラーの大きさや配置は初代
ファミコンと同じなので、ロボットの「ジャイロ」
も安心だ。どういう意味なのかは、ジャイロを
紹介するときにでも書こうかな。
1コンと2コントローラーが区別付きやすいデザインで
良い。また、本体後部に簡単に収納できるのも良い。
きっと、人間工学に強いスタッフが考えてくれたのだろう(笑)

○ツインファミコンは拡張性が高い
標準の拡張端子もちゃんとありますが、ツインファミコンにしか
ついていない謎の拡張端子が・・・。用途不明。

○ツインファミコンは
 AV出力(ビデオ出力+オーディオ出力)を標準装備
(ファミコンはRF出力のみでした)。

それもごく一般的なピンプラグ(コンポジット)なので、
ごく普通に手に入るビデオケーブルで、TVのビデオ出力に
手軽に接続できました。
音声もピンプラグから出力なので音質が良いし、
ゲームミュージックの録音も容易(ただしモノラル出力)

 でも、古いテレビしか持って無くて、どうしても
RF出力したい場合は、端子の形が特殊なため、
別売の専用オプションが必要。
それも3000円ぐらいしてました。

 このRFユニットは、
PC-ENGINE内蔵パソコン(そんなものまでありました)の
X1 twinというシャープのパソコンでも使用可能でした。

PC-エンジンは、その規格自体はHEシステムと呼ばれていて、
スペック上はHE-SYSTEM搭載パソコンと明記してました。
「X1シリーズ5年目の回答」がキャッチフレーズ。
このX1ツインにて、X1の歴史が終了しました(涙)
(上位機種 X1turboZシリーズは存続してましたが)

ちなみに、HEシステム搭載のRGBディスプレー
なるものもNECから発売されてました。

 「勉強の邪魔になるゲーム機は親に買って
もらえないけど、パソコンなら買ってもらえた」

って方をターゲットにしていたのかも(笑)
どさくさにまぎれて、ゲーム機とパソコンの
両方がGETできちゃうわけ(笑)
でも、本当に欲しいパソコンはそういう中途半端な
ものではなく、やっぱりパソコンの機能が充実した
ハイスペックマシーン(PC-9801やX68000)が
欲しかったのは言うまでも無い(笑)


話をツインファミコンに戻して、

AV出力(ビデオ出力+オーディオ出力)は、やはり
当時主流だったRFに比べれば、
天と地ほど画像の綺麗さが違いました。
ドラクエでも、文字がくっきり読めました。


贅沢をいえば、S接続や、RGB接続したほうがさらに
綺麗なことは言うまでもありませんが、ファミコンも
ツインファミコンもRGB接続は純正では実現して
おりません。、
パーツを買ってきて改造したり、
毛利名人も当時愛用していたという
ファミコンTV「SHARP C1」や
実は内部的にはRGB化していた
ファミコンタイトラー(というゲーム機本体)
から回路を取り出したりして実現してました。

当時、バックアップ活用テクニック
(通称:バッカツ 現:ゲームラボ)
に、RGB化や音声擬似ステレオ化などの
興味深い記事が載っていました。

 あとは、ファミコンタイトラーを買うのもひとつの
選択肢。S端子は標準で付いています。
S端子で物足りなくなったら、RGB改造するというのが、
当時のスタンス(ほんとか?)でした。
(でも、S出力で、十分。不満なし)

 ファミコンタイトラーはスーパーインポーズが出来たり、
手書き文字認識が出来たり、漢字ROM搭載と、
かなりバブルなファミコンでしたが、
定価もベースがファミコンのくせに、
バブリーな4,3000円!!!!!!
もちろん、ディスクシステムも接続可能です。

もっとも、この本体の存在すら知らない方も多いこと
でしょう。
 実はファミコンタイトラーを所有していますので、
また、いつか、詳しく説明する予定です。


このように、ゲーム機ネタも、いろいろ書き出すと
キリが無いですね。今回はツインファミコン中心に、
けっこう他の機種に脱線しつつ書きましたが、
他のマシーンのことも、後日詳しく書いて
いこうかと思います。

<最後にひとこと>
やっぱり、ツインファミコンは良いマシーンですね。









posted by retrogamer at 00:44| Comment(1) | TrackBack(2) | ファミコン / 任天堂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
興味深い記事でした。ありがとうございました。
丁度持っているツインファミコン、ディスクのベルト切れてるのでうまくいくかわかりませんが、
交換やってみたいと思います。

質問があるのですが、ツインファミコンの後ろの端子から、ケーブルなどがあれば
S端子に出力できるのでしょうか?
Posted by prius at 2024年04月03日 11:42
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