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ナムコからリリースされた縦画面、
縦スクロールのシューティングゲーム。
まずは、アーケード版からリリースされました。
ゲームデザイナーは遠藤雅伸氏
かなりの大ヒットゲームでした。
今回はそんなXEVIOUSのお話。
当時としては超綺麗な画像、
機械的でリアルで立体的な敵デザイン、
幻想的で神秘的なな背景、無機的なBGM、
個性的な効果音、
そして、数々の隠れキャラと謎。
（この辺はスターフォースにも影響した？）
ジェミニ誘導の存在・・・。
３Dで作られたイメージプロモ（PV?)も、
「スーパーゼビウス ガンプの謎」
リリースの時期に作られています。
「SOLVALOU ソルバルウ」のビデオやレーザーディスクにも
ボーナストラック的に収録されました。
ちなみに、「ソルバルウ」というのはゼビウスの
プレーヤー機の名前です。
このように、「Xevious」は当時としては全てが斬新でした。
もちろん、ゲームバランスが当時としては大変
優れていて、プレーヤーのレベルに応じて難易度が
変化するようにプログラムされていた。
「いつまでも遊んでいたい」と思ってしまう
魅力あるゲームでした。
当時のキャッチコピー
「プレイするたびに謎が深まる!
ゼビウスの全容が明らかになるのはいつか」
は伊達じゃなかった（笑）
ゼビウスの生みの親、若きころの遠藤雅伸氏の
ありがたーいお言葉を聞こう。
全て、遠藤氏がこのゲームを作ったかのように
錯覚しがちだが、もちろん統括（つまりデザイナー）
をしたのが遠藤氏。このころでも、すでにゲーム製作は
ハードウエァ設計、プログラマー、キャラクターデザイン、
サウンドクリエーターなどなどと、分業制なのは
当たり前でした。
（パソコンゲームとかだと、大昔は 一人で全て作る
なんて時代もありましたが）
またゼビウスには「ファードラウトサーガ」という
ゼビウス世界を題材とした小説が書き下ろされていて、
それにそったメディア展開やゲームへの裏づけ、
ゲームストーリーへの関連等もあり、
ますます魅力あるゼビウスワールドを形成して
いました。
このストーリーに関連して、「ガンプの謎」があったり、
続編の「ファードゥラウトサーガ」「３Ｄ／Ｇ」や
「ソルバルウ（SOLVALOU)」などへとストーリー
が展開していくのです。（ただし外伝的な作品も多い）
アーケードの続編もありましたが、家庭用オリジナル
の続編も多数あり、全てのゼビウス関連ゲームで
遊ぼうと思うとホントたくさんあって大変です。
アーケードからして、「グロブダー」という、
敵キャラを主人公にした戦車戦ゲームまでも存
在します。
ゼビウスは移植版でも、完全移植のものから、
ほとんど別物移植、アレンジ移植と、
それぞれに様々な魅力があります。
これら、移植版や、続編については、またの機会に
お話しましょう。
また、ゼビウスの魅力に音楽＆効果音も
ありますが、こちらはまた、別の機会に詳しく語ります。
ここで、ストーリーに注目してみましょう。
ゼビウス世界は、
ガンプと人間との１万２千年以上にもおよぶ
長い戦いの歴史。
本来人間の生活向上のために作られた人工知能「ガンプ」
が自我に目覚めたことから、この世界に戦いの歴史が
始まった。しかも、ガンプは自身のコピー（レプリカ）を
６体つくり、６つの惑星に配置。ガンプとその仲間たちは
「ゼビウス軍」を名乗り、人類を支配しようと活動開始。
それらを全て破壊するために人類の存亡をかけて、
ソルバルウはガンプに立ち向かう・・・。
（だいぶん、ストーリーを簡略化してます）
ゼビウスの神秘の謎に迫りたいのでしたら、
各ゲームを遊んでも体験できるけど、やはり
この壮大なSF小説を読むのが一番でしょう。
（ちょっと内容が難しいけどね）
小説について、詳しくは、以下で
http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4835441850/ref=dp_olp_1/249-4270540-6032340
実際、以下で、購入可能。
画像をクリックしてみよう。
また、ゼビウスには「ゼビウス語」というものが
存在し、略して「ゼビ語」と提唱されていました。
その「ゼビ語」の存在により、ゼビウス世界はさらに
神秘的になっていました。
（ここでは詳しく書きませんが、ネット検索すると
ゼビ語の秘密が色々出てきますヨ）
敵キャラの多くはゼビ語で命名されている。例えば、
プレーヤー機（ソルバルウ）は、ソルが太陽で、
バルウが鳥。つまり、太陽の鳥という意味。
本来ゼビ語で命名されているキャラクターの名前
なのだが、説明書や攻略本では英語表記やカタカナ明記に
なっているので安心だ。
（逆にゼビ語表記の資料があるかが不明）
その発音が神秘的なキャラクターは、まるでSF映画
の登場キャラクターのようで魅力あるものでした。
昔は、全てのキャラクターの名前を覚えたものです（笑）
（キャラクターの語源もネット検索で色々出てきますヨ）
このように、ゼビウスというとなんとなく古代文明
が思い浮かぶ。古代遺跡の形をした建造物や、ナスカの
地上絵があったりと、まるで、ゼビウスの稼動時期に
合わせたかのように放送していたNHKのテレビアニメ
「太陽の子エステバン」の世界みたいに感じた・・・
のは自分だけかも知れませんネ（笑）
エステバンは超マイナーなアニメながら、古くは
「未来少年コナン」
（今、コナンといえば名探偵ですが・・・）や
「不思議の海のナディア」の放送枠の番組でした。
インカ帝国、マヤ文明、オルメカ遺跡、エルドラドなど、
中南米の遺跡が総登場で子供心に「わくわくしたアニメ」でした。
（でも、昔の「イケニエ」等のキビシイ文化が
見ていえて怖かったりもしました）
以下、太陽の子エステバンのファンサイト。
とても内容が充実している。↓
http://www.geocities.jp/omoide_box/
ワクワクしながら遺跡探索・・・ということでしたら、
このブログでも過去に紹介した、
「太陽の神殿 ASTEKA2」も良いですよ。
ぜひ、過去の記事も見てください。
http://retrogamer.seesaa.net/article/35671942.html
とまあ、話がだいぶんそれましたが、ゼビウスに話を
もどします。
ゼビウスを今だに置いてあるゲームセンターというと
なかなか無いでしょう。特に、海外を中心として
普及していたアップライトタイプだとなおさら。
以下のＨＰで、アップライトの写真を見ることが出来ます。
http://www.klov.com/game_detail.php?letter=X&game_id=10505
また、ゼビウスを遊んだことが無い方は、
とりあえず、Flashにて、「XEVIOUS」が遊べます。
すごい世の中になったものです。
http://cat.s48.xrea.com/Xevious/XeviousB.html
大変良く出来ているとは思います。
ですが、画面が似ているというだけで、敵の攻撃
パターンやPlay感覚は全くの別物です。
やはり、XEVIOUSを本当に楽しむには
本物を遊ぶしかありませんね。
（Flashでもここまで出来るんだぁぁ
という驚きを楽しむのが吉）
このように不思議な魅力があるゼビウス。
復刻版や、アレンジ版なら今でも店頭に並んでいます。
遊んだことがない方は、ぜひ一度遊んでみてくださいネ。
＜関連記事 Link＞
ゲームミュージアム 遠藤雅伸ゼビウスセミナー
http://gamemuseum.blog87.fc2.com/blog-entry-294.html
