その昔、ドクタースランプ アラレちゃん
の電子ゲームが発売されていました。
どんなゲームだったかというと・・・。
かの有名な鳥山明氏が、ドラゴンボールの
前に描いていたSFギャグマンガが
Dr.スランプアラレちゃん。
(ちなみにドラえもんも一応SFギャグマンガですよね)
アラレちゃんといえば、絵がかわいかったり、
時にはオシャレだったりするのですが、実は
とてつもなく下品(ウンチがよく出てくる)
なのが楽しかったマンガでした。
主人公である「のりまきアラレ」は、
実は超高性能ロボット(アンドロイド)で、
製作者の天才科学者の「のりまき せんべい」
(この人こそ、ドクタースランプ)が、
実は常識的なことにかんしては、かなり
アホなところも面白い。また、まわりにいる
仲間たちも、みな個性的(アホ)で、かなり
ドタバタした雰囲気で楽しかった。
「そんなわけねーだろ?」という超越した
ギャグセンス(ナンセンス)もこの漫画の魅力。
また、ドラえもんみたいな魅力も・・・。
科学の力を使った、せんべいさんの発明品が
「こんなことできたらいいな」をマンガ内で
実現してくれてわくわくさせられる。
もっとも、センベイさんの欲望むき出しな
発明品であることは言うまでも無いが。
また、超天才な発明品なのに一般常識的
なところが、なぜか欠如していたりするのが
笑える。
また、作者の鳥山あきら氏の住んでる場所は
愛知県の清須市(清州町)。名古屋のとなり町
です。その影響もあり、「名古屋弁」が漫画内
で頻繁に効果的に使用されていたのも特徴でした。
<例>
「めちゃんこ おそぎゃー」=「ものすごく恐ろしい」
「だがや」=「です」
「おみゃぁさん」=「おまえさん」
などなど・・・・・。
まさに、ドタバタコメディー。
アニメではリニューアル版もドラゴンボール
シリーズの終了後に放送されましたが、なぜか
初代ほどのインパクトがありませんでした。
ドクタースランプとドラゴンボールは同じ作者という
こともあり、DRAGON BALLのアニメにもアラレちゃんと
がっちゃん等が1度登場したこともあります。
またリニューアル版アラレちゃんにドラゴンボール
ファミリーが4週にわたり登場しました。
こういうファンサービスも良いですね。
(孫悟空 IN リニューアル版 あられ )
元祖のアニメが放送していた、1982年〜1985年ごろに
今回紹介する電子ゲームも発売されたわけ。
1983年ごろに、もちろん、番組中のCMでも
このゲームのCMをガンガン宣伝していて、
「ほ、ほしぃーーー。あられゲーム ぽっちい」
と購買意欲がかなり刺激されました。
ちなみに、発売もとのポピーは、実はバンダイの
子会社としてスタートした会社なんです。
「POPY ELECTRONICSGAME」 ANIMESTシリーズ
と題されていました。
パッケージ(箱)はジャンプコミックス(単行本)に
模したデザインになっていて、そのため
「パート1」とかの表記ではなく、「第一巻」
といったように、表記されていました。
価格も単行本並ならなお良かったのですが・・・。
そうはいきませんね。

6種類(第六巻まで)も発売されていました。
そのラインナップは以下の通り。
Drスランプ ホヨヨボンバー
Drスランプ ガッちゃんカジカジ
Drスランプ んちゃ!ばいちゃ
Drスランプ おはこんばんちは!
Drスランプ ペンギン村ウォーズ
Drスランプ かいじゅうあそぼ!
※なお、同じタイトルで本体の色違いが発売
されておりましたが、ゲーム内容は同じです。
ホヨヨボンバーはシリーズ第一巻(第一弾)
と言うこともあり、
旧バージョンと新バージョンが存在します。
新バージョンはボタン配置も変わり。
デザインのほうもポップで洗練
されたものとなっています。
<旧バージョン>

(クリックで拡大します)
<新バージョン>

(クリックで拡大します)
「んっちゃ」と「バイチャ」は、それぞれ、
「こんにちは」と「バイバイ」のアラレ語なのだが、
「おはこんばんちは!」 とは ナント、
「おはよう こんにちは こんばんは」を合成した
言葉で、一日中使用可能な便利なアイサツなのだ。
「ホヨヨ」は主に、アラレちゃんが驚いたときに
発する言葉でした。
このように、不思議なアラレ語も他にもいっぱい
あって、それもこのマンガの魅力でしたね。
このうち、実際に遊んだことがあるのは、
「ホヨヨボンバー」と「ガッちゃんカジカジ」と
「んちゃ!ばいちゃ」です。
簡単に解説してみましょうか。
<ホヨヨボンバー>


(クリックで拡大します)
原始時代にタイムスリッパーでタイムスリップ
したアラレちゃんとセンベイさん。
木の上にいるアラレちゃんを操って原始人
センベイさんにウンチを投下するという
ゲーム。
センベイさんもハンマーで対抗してくるぞ。
ゲームム開始時にアラレちゃんの主題歌
「ワイワイワールド」の
「きったぞ、きたぞ あーられちゃん。
キーンキンキンキン キンキンキン
テケテケテッツケーテー」
のフレーズが流れます。
ゲームオーバー時に
「それいけ、イシシシ おたのしみ」
のフレーズが流れます(笑)
<ガッちゃんカジカジ>

(クリックで拡大します)
センベイさんとがっチャンが雪合戦みたいに、
ボルトと石を投げ合うという単純ながら
なかなか燃えるゲームです。
このゲームウオッチも「あられちゃん」の
音楽が電子音で
流れます。
<んちゃ!ばいちゃ>


(クリックで拡大します)
次々に登場するキャラクターよりも、先に
アラレチャンを操って「んっちゃ」と
挨拶するというゲームです。
先にアイサツされてしまうと1ミス。
よいこでツオイアラレちゃんは
アイサツに命をかけているのだ(笑)
このゲームウオッチも「あられちゃん」の
音楽が電子音で流れます。
単純ながら、なかなか熱くなれる古き良き
電子ゲームです。
どこかで見かけたら、遊んでみてくださいね。