「Macintosh PowerBook165」
パット見、「98NOTE」なんて、
言ってはいけません。
MACファンの方なら、
昔、使ったことあるって人も多いことでしょう。
ひさしぶりに、電源を入れてみると・・・
「ボーン」(と音がする)
マックはサンプリング音源 積んでるから
起動音がカッコイイのだ。
しかも、シリーズごとに音が違うんだよ。
しかし、
しばらく待っても、画面が変わらない。
その後・・・
?! なんかイヤなアイコンが・・・
がーーーん。
HDが逝っちゃってました。
起動できません。
しかも、トラックボールも動作がおかしい。
マウスポインタも上下にしか動かせない。
なんだか我が青春の思いでも
この故障と一緒に
飛んでいった気分になりました(涙)
というわけで、おしまい(涙)
と、いいたいところですが、せっかくなので、
スペックを記しておきましょう。
これから、ジャンク品でもゲットしようか!
って人、参考にしてください(笑)
<APPLE Macintosh POWER BOOK 165>
1993年リリース
アメリカ アップル製品
MPU:モトローラ MC68030 33MHz
FPU なし
RAM 4MB (Max 14MB)
内臓HD 160MB (ギガじゃないよ 念のため)
1.4MB FDD
ディスプレイ:モノクロ 10インチ
STN 640x400
16階調 バックライト付
Port: ADB Serialx2 SCSI(HDI-30)
外部モニタ Sound入出力
重量:3.1kg
そう、あのX68030よりも演算性能は上。
でも、当時主流だったデスクトップのMACに比べると
だいぶんスペックに見劣りがある。
まず、モノクロ液晶なのがザンネン。
メモリも少ないし、やはりメイン機として使うには
当時としてもパワー不足。
でも、「どこでもMACが使える」というのは、
かなりの快感でした。
(ちょっと重いけどね)
まず、使っていると、みんなが珍しがったモンです。
やはりドロー系のソフト(イラストレーターとか)での
DTP作業には重宝しました。液晶が白黒なので、
事実上モノクロ原稿しか、仕上げられなかったけどね。
(メモリも少ないので大きな原稿も出来ませんでした)
でも、
実際は、DOSマシンとのTEXT連帯が苦手など、
実務仕事に使うには ちょっとコマッタチャンなマシーン
だったんだけどね。
ちなみに、CD-ROMは内臓していない。外付けでSCSI接続。
持ち歩くことを考慮してだろう。
そんでもって マックお得意の、サウンド&グラフィック
やマルチメディアマシーンとしては、あまり使えない
マシーンでしたネ。
ゲームマシーンとしても、向いていませんでしたね。
とまあ、このようなマシーンですが、どこかで
見かけたら、さわってみてくださいね。
<豆知識>
※ Macintoshはアメリカのアップル コンピューターの製品。
appleといえば、最近では、マッキントッシュよりも
「ipod」で有名かもしれませんね。
※ モトローラではCPUのことをMPUと呼ぶ。
(Micro Processing Unitの略)
1985年〜1995年ごろまでの
アーケードゲームの多くはMC68000を使ったものが
主流。我らがX68000も、メガドライブもMC68000。
そう!モトローラMPUはゲーマーにはなじみ深い
MPUなのだ。
※ 昔のアップルのロゴは今と同じリンゴをモデル
にしていますが、カラフルな彩色。
コアなマックファンはいまでもそのロゴを
崇拝(笑)している。
崇拝:(車のウインドウにロゴを張ったりネ)
※ PowerBook165でメモリが8MBだと、OS7.6のインストールを
しようとすると「メモリ不足」でインストールがストップ
してしまう。でも、実は、「OPTION」キーを押しながら
だと一応インストール可能。
※最初はモトローラのMPU68000から始まったマック。
68030、68040と進化し、1度目の改革でIBMの
POWER PCへとMPUを変更。POWER PCも
G3,G4と進化しましたが、最近、最大の改革で
IntelのCore2DuoをCPUとして採用。
ハードウエア的にはDOS/V(PC/AT互換機)と
かなり似てきました。
INTELマックで、WINDOWSが動くということでも話題
になりました。
(逆にアングラ世界ではDOS/V機でMAC OS Xが起動する方法が
話題に・・・ パッチあてると実際に起動するらしい)
でも、やはり持っていてカッコイイのがマック。
インテル化したとはいえ、
今でもデザインはかっこいいのだ。
これからも、マックが
発展していくことを祈っています!