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2007年05月28日

ツクダオリジナルの「コンピューター オセロ」

 今回は1980年ごろに発売された
コンピューターオセロのお話。
Othero (3)_R.jpg
<コンピューター オセロ>

オセロの本家「ツクダオリジナル」製
1981年の製品。

乾電池でも、ACアダプターでも動作可能


ちなみに、
ツクダは、現在は合併や吸収を経て
「メガハウス社」の一部門として存続しています。


当時としては定価が1万円を超える高級ゲーム機。
一般的なゲームウオッチ類が6000円前後だったので、
それに比べればかなりの高額。

 そのぶん、大人の使用に耐えうる
しっかりした構造になっている。

 コマを打つのも カーソル移動式ではなく、
縦8種(A〜H) 横8種(1〜8)のキーが
あり、そのキーを直接押してコマを打つ。

そのため、慣れると直感的でわかりやすかった。

 当時としては考えられないぐらいに高速にコンピューター
が思考したのも特徴。

 このころの主流コンピューターといえば、Z80内蔵の
PC-8001など。

 たかだか1万円台のコンピューターが、
そのZ80パソコン並の速度を出していたから驚き。

 たぶん、他のゲームウオッチ類とは違い、CPUにより
ROMに焼かれたプログラムを読み込み、RAM内で
打ち込んだコマの場所を覚えたり、思考データを
制御しているのではと予想できる。組み込み制御
だけではなかなか実現できないと思ったからだ。


<分解すっか>

 いったいどうなっているのかと思い、分解してみた。

Othero (1)_R.jpg

NEC TK-80にも使用されていた 
「512 bytes RAM μPD5101」の存在が確認できた。
他に「8304HY」と書かれたチップも存在したが、
何なのかは不明。
Othero (2)_R.jpg
 実はZ80互換品とか有名なCPUの互換品が
入っていないかなと期待したが、
それは確認できなかった。

液晶盤と基盤の間にも色々IC類があるようなのだが、
そこは さすがに分解するのが恐ろしかったので、
はずさなかった。その下にCPUに相当するものが
存在するのかもしれない。


情報求む!!!









ここよりは、一般的なオセロのお話です。






<オセロといえば・・・>


 オセロといえば老若男女 誰もが知っている有名な
陣取りゲーム。





まあ、 こんなオセロもあるけど(笑)








<オセロ ルール簡単に>

  自分が選んだ色のコマの数が相手よりも多く
8×8の盤上に存在するようにゲームを進めるのが目的。
 同じ色同士で挟まれたコマは、自分が選んでいる色へと
裏返して変えることが出来る。

とまあ、文章で書くと分かりにくいですが、実際は1分も遊べば
ルールが理解できてしまうほどお手軽。

オセロのキャッチフレーズは
「A minute to learn, a life time to master」
なのだそうだ。

「覚えるのには1分、極めるのには一生」
 というわけだ(笑)


 あまりにも有名なゲームなので
ここでは、詳しいルールは割愛するが、ネット検索すれば
攻略法も含め、たくさん出てきます。



 
<オセロの先祖>

 オセロの先祖は、
リバーシ(今で言うリバーシとは少し異なる)
ということになる。

 リバーシは19世紀のイギリスで生まれたゲーム。
今のオセロとほとんど同じだったが、細かいルールが
異なっていた。

 そしてオセロの もうひとつのルーツは実は囲碁にある。

もともとは碁石を取り替えることで行なっていた
オセロゲーム。石を取り替える手間を省くために
白と黒の面を持つ石を使用し始めたのが、
オセロの歴史の始まり。

 だから、碁盤と碁石があれば
オセロが遊べてしまうわけ。
遊びにくいけど。

 後に、現在のお手軽に遊べるマグネット式になったわけだ。
現在にいたっては、盤にコマが内臓されていて、押し込む
だけで裏表が変わるというすごいオセロに進化している。

その名も「オセロ 極」





 ちなみに
 現在におけるリバーシは ほぼ、オセロの別名
または海外名といったような感じになっております。
同一と考えて問題ありません。





<オセロの名前の由来>

シェイクスピアの戯曲「オセロ」のストーリーから命名。
黒人将軍「オセロ」と白人妻「デスデモーナ」の
関係がめまぐるしく変わる展開であることから引用
したらしい。



<オセロ必勝法>

 やはり、すみっこを取る。これに限るでしょう。
ある人は、この4隅のことを「エネルギー」と表現してて、
ゲーム中は「エネルギーをとった」とかって表現してました。



<オセロ進化系>

実は、盤面を10×10に拡張した「グランドオセロ」、
8つの隅を持つ「88オセロ」や「ニップゲーム」
などなど、進化系オセロも存在する。

でも、やはりシンプルが一番。
「Othello」が一番たのしいように思います。


<最近はキーチェーンでも遊べる>

 最近はキーチェーンゲーム(キーホルダータイプ)
でも1000円以下で売っていたりして、
お手軽にいつでもどこでも遊べる。
  


<携帯電話でも遊べる>  

 携帯電話のアプリでもダウンロードできるので
遊ぼうと思えば、いつでも、どこでも 出来てしまいます。



<Flashでも遊べる>

お手軽にFlashでも遊べます。
http://drudgery.s115.xrea.com/reversi.htm

http://www.nexon.co.jp/JP/Page/NX.aspx?URL=game/webgame&strGameID=osero



<オンライン対戦も可能>

http://game.www.infoseek.co.jp/games/othello/






<エピローグ>

 というわけで、今回はオセロのお話でした。

シンプルだけどなかなか奥の深いオセロ。

 でも、なんといっても
実際の「人VS人」の対戦が一番楽しい。

 罰ゲームとか決めて、
 たまに遊ぶとおもしろいですよ。










この記事へのコメント
ものもちいいですねぇ。

これ、CPUがそこそこ強いですよね。
小学校の同級生が持ってた気がします。

これだけ、わかるネタがくるとなんかしら提供したくもなるんですけど、いかんせん、うろ覚えなんですよ。

とりあえずランタオ島、唯一(いまんとこ)のレゲーねたをトラバしときます。
Posted by てきーら at 2007年05月28日 04:37
80年代、当時1万円以上していてマイクロコンピューター使用!などと誇らしげにうたっていた物が、キーチェンで1,000円のミニゲームになっちゃうんですからねえ。凄く長い時間が経過したことをあらためて実感してしまいます。あと、昔はオセロってなんとなく上品なイメージでした(私だけかもしれませんが)。
Posted by 80-cafe at 2007年05月29日 00:02
こんばんは!
コメントありがとうございます。

>てきーら さん

そうそう、なかなか強いんですよね。
だからこそ、昔は飽きずに何時間も
遊んでいましたよ。

レゲーネタ、さそっく見させて
いただきます。

>80-cafeさん
そうそう、昔、子供のころ、オセロといえば、
おぼっちゃま、おじょうちゃまが
遊ぶような上品な遊びのような気がしてました(笑)

 でも、いつだったかは忘れましたが、
タレントさん2人が登場して、オセロで
勝負をしながらコントのように
一喜一憂するというTV-CMがガンガン
流れていて、それを見てからは、
大衆向けなんだなと考えが
変わりました(笑)
Posted by retrogamer at 2007年05月29日 00:59
こちらの商品を祖母がずっと探しているのですが、どこで手に入るのか、教えていただけないでしょうか??(;;)
Posted by りり at 2012年01月11日 09:54
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