スター・ウォーズ計画ともいわれたスケールの大きな
ものスゴイ計画でした。
はっきりいって、Z国は、SDIに かなり びびった。
結局は、SDIは実現にはいたらなかったのですが、
SDIの脅威は Z国との冷戦終結のきっかけとなったようだ。
そんな、SDIをSEGAが1987年にゲーム化していました。
どんなゲームだったかというと・・・。
SDIは、こんなゲームでした。
このゲームの映像を見れば、現実のSDIが目指していたもの
が、ほとんどゲーム上で実現されていることが分かります。
<ゲームの目的>
ゲームのルールは、映像でほぼわかりますね(笑)
超簡単に説明すると、
攻めてくる敵を攻防して、地球の平和を守るのが目的。
目的失敗=「199X年、核の炎につつまれる・・・」
ということになる。
なお、このゲームは、時機(マイシップ)は人口衛星。
2人同時PLAYも出来ます。
<守るも、攻めるも・・・>
このゲームの特徴は、ステージが2部構成に
なっていること。
オフェンシヴ ステージ と
ディフェンシヴ ステージ に
分かれていること。
※オフェンシヴ ハーフ、
ディフェンシヴ ハーフ とも言います。
オフェンシブステージでは、横スクロールしながら
攻めて来る敵の攻撃を迎撃します。中には、ただ通り
過ぎるだけのICBMやミサイルもあります。
このミサイル類を逃すごとに、自国は敵に攻撃されている
とみなされ、耐久力のメーターが消耗していく。
ディフェンシブステージでは、擬似3Dっぽい画面となり、
スクロールはありません。
自国へのミサイル攻撃を迎撃します。
オフェンシブステージで迎撃損ねたミサイル
弾道が攻撃してくるという設定なので、
オフェンシブステージで、全てのミサイルを破壊していると
このディフェンシブステージは免除となる。
ここで、ミサイルを迎撃しそこねると、自国にミサイル
が落下し、自国の耐久力が下がる。ダメージが100%に
達すると即、ゲームオーバーとなります。
<燃える 操作系>
アーケード版は、
人工衛星の操作はレバーで行い、レバーにショットの発射
ボタンが付いています。そして、このゲームの最大の
特徴としては、トラックボールが装備されています。
このトラックボールで、ショットの照準を動かすことが
出きるのです。
実は、この、トラックボールで照準を移動できるという
ゲームシステムは、ATARIのミサイルコマンドですでに
実現していました。
だから、SDIがリリースされた直後から、
ミサイルコマンドのリバイバル版とかリニューアル版とか
アレンジ版などとも言われていました。
ミサイルコマンドの映像
たしかに、すごく似ています。
でも、セガのSDIは、ものすごく良いゲームに仕上がって
いました。
この操作性をネタにしたのか、偶然かはわかりませんが、
アニメ「マクロス」で、バリアシステムによる攻防シーンで
トラックボールを使用していました。
まるで、ミサコンでした(笑)
<誘爆が楽しい>
ミサイルコマンドと同じく、ショットの性質としては、
照準を合わせた場所で円形に爆発することにある。
この円形部分に入った敵は爆破できる。その爆風に
巻き込まれた敵も爆破される。
これが、なかなか楽しいのです。
「気分爽快」ラリホー といった感じ
<ボーナスもある>
全ての敵を破壊してノーダメージでステージをクリアする
とファンファーレが流れて、ボーナス得点が入ります。
そしてフリッキーが登場!!!
※ 「SDIの市販ゲームビデオ」では、芸術的な
PLAYが収録されていて、このフリッキーが出まくり。
まさに芸術的でした。(SOL氏PLAY)
そんでもって、PS2版の
「SEGA AGES 2500シリーズ Vol.21
SDI & カルテット 〜SEGA SYSTEM 16 COLLECTION〜」に、
「圧巻の全ラウンド・オールパーフェクトプレイ」が
収録されている。必見ですぞ!
<たのしいゲーム>
とにかく、美しいグラフィックを見ているだけでも、
楽しい。
色々と戦略性があり、自分でパターンを
作っていくのも楽しいゲームです。
難易度は高いですが、練習したぶん、上達出きるように
出来ているゲームバランスも良いです。
名作です。
<音楽サイコー>
緊張感漂う、テンションコードバリバリのかっこいい
音楽も このゲームの特徴。
ファンキーK.H.氏による、FM音源を駆使した、すばらしい
宇宙的サウンドもゲームの魅力を倍増させているといえるでしょう。
CDでは、アフターバーナーやスーパーハングオンと
カップリングされていました。
「AFTER BURNER」目的でCDを買った人で
SDIを遊んだことが無いという人が、
このCDをきっかけに「SDI」のサウンドの魅力に
引き込まれて、実際に「SDI」を遊ぶきっかけになった
という人も多かったようだ。
それほどまでも、魅力的な音楽でした。
同じ作曲者である、「カルテット」でも、
ファンタジーゾーンのCDのカップリングで
収録されていて、同様の現象が起きていました。
<現実になってしまったオープニング>
X68000のモデルともなった、あのビルが、
まさかの崩壊。
あまりにも悲惨で、reterogamerもショックを
受けました。
今後、あのようなことが起きないことを
祈っています。
<SDIって何の略?>
※SDIは以下の頭文字をとったものです。
Strategic Defense Initiative
<さすがに 欧米化のときは改名>
SEGA MARKV(MASTER SYSTEM)版の
SDIは北米では、
「GLOBAL DEFENSE」の名前で発売。
やはり、SDIのままでは、やばかったのかも
しれませんね。
<GAME BOY版 SDI!?>
ゲームボーイにSDIが出ていた!!
といっても、ご覧のとおり!
昔、アキバで買ったカートリッジだ。
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実は、韓国版のMARK3は
「GAME-BOY」という名称なんです。
と、ここまで書いて、重大な過ちに気が付く。

よーーく見ると「GAM BOY」。
ごめんなさい。ガムボーイですね。
ほんと、いま、気が付きました(汗)
10年以上、ゲームボーイと思ってました(笑)
しかし、ハングルが読めないので、本当はSDIが
韓国名では どんなタイトルになっているのかは不明です。
ちなみに、
「GAM-BOY」カートリッジは
日本版MARK3とカートリッジ形状がほとんど
同じなので、日本のマーク3でも、
そのままPLAY可能です。
肝心な「ゲーム内容」は日本版とまったく
同じでした。
※ 韓国でのMARK3はセガからの販売ではなく、
「OACS」というメーカーにライセンスを提供
していました。
後期のライセンス先は
「三星電子 サムサング」に かわりました。
ちなみに、「GAMBOY」はSAMSUNG時代には
「ALADDINBOY」とブランド名を変更していました。
<今遊ぶならPS2版かな>
一時はアーケード基盤も買おうかと思ったほど
好きなゲームでしたが、中古で基盤だけで8万円も
したので、あきらめました。
しかも、操作系が特殊なので、なかなか用意と
メンテナンスも大変。
移植版では、
最初はSEGAマーク3版を買いました。
これが、なかなか当時としては良く出来ていました。
操作性は、ボタンを押さずに方向キーを押すと、
時機が移動し、ボタンを押しながら方向キーを押すと
照準の移動というようにアレンジされていました。
もちろん、残りもう一つのボタンはショットの発射
に使います。
この操作方法は、これはこれで、
なかなか遊びやすくてGOOD.
音楽もFM音源に対応していて、なかなか良かったですね。
ただ、曲数が減っていたのは不満。
初PLAY時に、STAGE2になっても「SYSTEM DOWN」が
流れたときは、自分のシステムがダウンしそうになりました。
難易度はけっこう高かった。
詳しくは以下で解説されています。
サイト運営者に感謝しつつ 見てみましょう。
http://bto8.smspower.org/segapower/1338/index.html
今、手軽に遊ぶのだったら、やはりPS2版でしょう。
マウスにも対応していますし、いろいろ貴重な資料も
収録されていてお買い得。
アーケード版はモチロン、マーク3版も同時収録。
しかも、カルテットまでカップリング
されているので、なお お買い得。
<オマケ>
MASTER SYSTEMのCM SDIも登場
こわい兵器
<エピローグ>
このように、どちらかというとマニアックなゲーム
ですが、大変すばらしいゲームです。
まだまだ、今回の記事だけでは、この素晴らしい
ゲームの魅力を全て紹介しきれていません。
是非、遊んだことが無い方は、一度遊んでみてくださいね。
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