の紹介です。
まず、ポケコンって何?って思った方。
ポケコン(POCKET COMPUTER)については、
以前このブログでも解説しておりますので、
詳しくは過去記事をご覧ください。
「君は、ポケコンを使ったことがあるか?」
http://retrogamer.seesaa.net/article/42607412.html
SHARP PC-1500は、
1981年に発売されました。
当時としては、拡張性が良く、BASICでも、
マシン語でもプログラムできたのが特徴。
グラフィックスは、当然モノクロの階調無し。
156×7ドットで、文字は横に26文字で、1行の
表示が可能でした。
それまでは文字しか扱えなかった画面表示に、
グラフィックス表示が出来ました。
実際は、外字を作るみたいに文字パターンを
作成し、それを表示するというセミグラフィック。
それでも、なかなか感動モノでした。
CPUはCMOSで、LH-5801(1.3MHz)という8ビット。
メモリは標準で3.5KBでした。
定価は5,9800円。
専用オプションのの4色カラープロッタは、
なかなかの高性能。
当時「高値の花」、「あこがれのスーパーマシーン」
だった、EPSONのHC-20の内臓サーマルプリンタよりも
ずっと綺麗な印字で、なかなか、この手のマシーン
ユーザーの間では自慢できました。
プロッタプリンタは、なんと、印刷機構は
「ボールペン」なんです。
紙とボールペンを動かしながら、描くときだけ、
ペンが降りるという、とても楽しいプリンタ。
ドットで描くわけじゃないので、線もギザギザに
ならないし、円とかも、とても滑らかな曲線となります。
その代わり、色の塗りつぶしは出来ないし、印字スピード
は、ちょっと遅い。
このプロッタプリンターの型番はCE-150.
この周辺機器は「Printer and Cassette Interface」
なので、データレコーダーに接続するときにも
使用します。
PC-1500の本体裏面には、「Program Module」
スロットがあって、そこにRAMなどを刺すことで
拡張が可能でした。
たとえば、CE-159というプログラムモジュールを
刺すと、RAMが8KB増やすことが可能でした。
また、バッテリーも内臓していたので、
プログラムの保持も可能でした。
マシン語を極めたい人のために、
「PC-1500機械語ハンドブック」というバイブルが
発売されたので、マニアな方はこれを参考に
PC-1500を使い倒していきました。
そして、このポケコンは、標準では
日本語表示が出来ませんでした。
キーボードの左下にはカナキーが存在
するのですが、その横に、シールが
貼ってあります。
そのシールには
「カナ表示(別売品必要)」と書かれています。
オプションでROM(CE-157)を買うとカタカナが表示可能
でした。または、ソフト的にも表示が可能で、
この場合はカセットテープ(CE-156)からカタカナ表示用の
プログラムをLOADする必要がありました。
もちろん、漢字は表示不可能。
カナ表示には、ユーザーエリア(RAM)が圧迫される
ため、バンク切り替えを使用したり、いろいろな改造が
マニアの間で行われていました。
とにかく、どこでもプログラムが組める、そして
実行できるというのがポケコンの醍醐味。
アイデアが思い浮かんだら即プログラミングという
ことが気軽に出来ました。
ちょっとポケコンとしてはサイズが大きかったけど、
それでも、手軽にバッグに入れて持ち歩ける大きさ。
あの当時よりも、現代はずっと科学が進歩しているけど、
なぜか あの当時の「わくわく感」を感じることが少ない。
やはり、多少なりとも、メンドウな方がイロイロと
楽しめるのかもしれませんね。
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きっと遊びたいゲームが見つかる・・・。
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きっといいものみつかるヨ。
私もPC-1500を保有はしていますが、年に1回電源を入れるかどうかぐらいです。
MAYさんは今でも現役でプログラムを作ってるところがすごいですね。拡張RAMは私も持っていません。ヤフオクなどをこまめに見てると見つかるかもしれませんが、なかなか入手困難でしょうね。
文房具店の倉庫に眠っていた、16Kの拡張RAMつきPC−1501を1万円で譲ってもらいました。
当時は拡張RAMなしで6万円もしていたのに……。
CE-150に曲線を引く機能は無いと思いますので、
斜めの線のなめらかさを活かして疑似的に曲線ぽい文字を描いていたのだと思います。
BASICで円を描くときも三角関数で計算しながら少しずつ多角形を描く感じでプログラムを組みました。