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2007年09月17日

BMW Z3でカセットビジョン「きこりの与作」

 お外で、カセットビジョンをやってみました晴れ
まずはムービーをご覧くださいTV

(retrogamer作 Youtube動画)

ヨサクといえば、もともとは・・・。
 そう。あの北島三郎の名曲をモチーフにして
出来たであろうゲームですね。


「よさくは 木を切る、
とんとんとん とんとんとん。クリスマス
「ヘイヘイホー!るんるん
名曲ですね。



<カセットビジョン代表作>

 カセットビジョンはエポック社から1981年の7月に
リリースされたカセット交換方式のレトロゲーム機。

 カセットビジョンの一番の代表作といえば
やっぱり「きこりの与作」。
 
そして、カセットビジョンで一番最初に発売された
ゲームも「きこりの与作」。(1981年7月発売)

つまり、本体同時発売ソフト。
看板ゲームと言うわけですね。


「カセットビジョンでカセットポン」の歌とともに、
TV−CMがバンバンながれていて、そこでもヨサクが
登場していたような記憶がありますね。

たしか、このCMは1983年ごろ当時の人気番組
「金ちゃんのどこまでやるの」通称「キンドコ」の
良い子、悪い子、普通の子がCM出演していたように
記憶しています。つまり、よしお、ふつお、わるお。
この3人が、ワイワイと楽しそうにゲームをしていたような・・・。

※もし、この記憶が間違っていたら、コメント欄などで、
ご指摘くださいませ(汗)

 他には1982年ごろに「ゲームセンターあらし」でも
エポックがスポンサーになっていて、こちらは
「家族みんなでゲームをする」みたいなCMを
やっていたような気がする。
 かなり、retrogamerの記憶も怪しいところではありますが・・・。


※もし、この記憶が間違っていたら、コメント欄などで、
ご指摘くださいませ(汗)

ちなみに、英語名は「YOSAKU」




<ルール>

 ゲームのルールは、
説明書やパッケージの写真を見れば一目瞭然ですね。カメラ

YOSAKU_Z3.JPG

YOSAKU_Z3 (1).jpg

YOSAKU_Z3 (2).jpg


YOSAKU_Z3 (3).jpg

※クリックでパッケージと説明書の画像は拡大します。


カートリッジにも操作方法が記されています。
YOSAKU_Z3 (4).jpg

 多分、このカートリッジは再販分です。なぜならば後発である
カセットビジョンJr.の記述があるから。


 こゲームのルールを簡単に説明。
与作を操作して、2本の木リゾートを切り倒すのが
ゲームの目的。

 ただ、この森は木を倒すものには容赦ない攻撃をしかけて
きますパンチ

 赤射した(笑)イノシシの突進。ぶつかれば即死むかっ(怒り)
妙に強烈な毒を持った糞を投下してくる怪鳥。
虹色に光る毒蛇(マムシ)。
 そして、毒を持った木の枝。
木自信も木の枝を投下して抵抗してくるわけだ(怖)

 それらの難関を避けつつ、木を切り倒すゲームなのです。

※赤射はシャリバン用語(笑)




<ゲームの魅力>

 やはりゲームバランスが良いことにつきるわーい(嬉しい顔)
ドットが荒いためか、当たり判定が非常にシビア。
でも、それが「緊張感」と「達成感」で
Playerを刺激してくれるのだ。

そう。本当に遊んでいてたのしい!

 また、タイムアタックモードがあったりと、長く遊べる
ような工夫もありました。

 そして、シンプルながら演出がすばらしかったこと。
ゲーム開始時の へっぽこサウンドによる「へいへいほー」。
そして、金縛りにあったときの虹色フラッシュ&効果音。
そして、死んだときの天使になって空に上っていく演出。
どれも、始めてみた時は「大爆笑」でしたネ。


 当時は家にゲーム機があるだけでも、まだまだ珍しい時代。
まさに「接客ソフト」としても大活躍しました(笑)



<シュールなんです>

 あらいドットは、今見ると、それはそれで
「シュール」で良い。
このあらいドットで、しっかり「きこりの生活!?」が
表現できているのには逆に驚き。

 またドットがあらい分、キャラクターの顔や背景などを
自分で想像して頭の中で補完しながら楽しみむなんて
遊び方もあったわけです。夢があったわけです。



<当時としても・・・>

 ファミコンが まだ登場前とはいえ、やはり低スペック
だとみんなが思ったカセットビジョン&そのソフト群。

 ウワサでは、あの異様に大きなドットは、テレビの
オンスクリーン(チャンネル表示)の技術の流用とか。

 カセットビジョンの全盛期には、ぴゅう太や
インテレビジョン、アルカディア、RX-78(BANDAI)、
マックスマシーン、そしてMSXなどの低価格ゲームパソコンが
存在していたので、それらに比べればかなり見劣りしましたね。

アメリカでアタリショックを起こしていたATARI VCS
に比べても、かなり見劣りしましたね。

 でも、驚くほど本体(13,500円)やカセットの値段が
安かったのと、遊んでいて楽しい「与作」という
名作があったので、なんだかんだいっても、
けっこうヒットしていましたね。

やはり、おもしろいゲームはハード性能よりも、
アイデアということですね!

 
 1983年7月にはカセットビジョンJr.という
廉価バージョンの本体も発売されていて、こちらは
驚きの定価5000円!!!

なんと、ゲームウオッチなどよりも安かったわけだ(驚)
でも、Jr.は あまり売れなかった(残念)


※ 今回は「与作」メインの記事ですので、
 カセットビジョンのハード(実はコントロールボックス構造だった)や
 カートリッジ構造、そして続編ハードなどに関しては、
 また別の機会に紹介予定です。お楽しみに。


※「カセットビジョンは日本初のカセット交換式ゲーム機」。
 というのは、ウソ。retrogamerも見たことが無い、
「ビデオカセッティロック」とかいうハードが日本初の
カセット交換式らしい(未確認情報)
 もっとも、海外製品でもカセットビジョンより古い
カセット交換式ハードはいくつか存在します。




<与作・・・ 実は By SNK>

 ヨサクゲームは、実は、もともとは
今は無き「SNK」のアーケードゲームが元祖。
 当時はSNKも「株式会社新日本企画」という、ビデオでも
発売していそうな(謎)ちょっと怪しげな名前の会社でした(笑)

※SNK=Sin Nihon Kikakuの頭文字

 それにしても、さぶちゃんの曲からイメージして、
こんな奇抜で楽しいゲームをつくってしまったSNKはエライ。

 たぶん、エポックは移植するにあたっては
正式なライセンスを取っていないと思います。
 でも、この当時は、ゲームにおいてのライセンスという
考え方は 当時は まだ、あまりなくて、どこのメーカーでも
やっていたことです。

 ある意味、「古き良き」おおらかな時代でした。



<ムービー制作秘話>

 本当に、車で実機を起動してのPLAYもしていますが、
後半のゲームPLAY動画はさすがに家で録画収録。

YOSAKU_Z3 (5).jpg

 本当は「与作」が出そう(?)な森林地帯で撮影したかった
のですが、その点は妥協してしまいました。 
Z3 (2).jpg


 今回のムービー作成のため、ひさしぶりにカセットビジョンを
起動したわけですが、ビデオ出力(RF)が弱いことに
困りました。

 やはり、そのままビデオに取ると画像がかなり乱れるのです。
ブースターをかまして、特殊な映像編集装置で、
あらかじめビデオ出力に変換して調整をしてから録画と、
けっこう大変でした。
それでも、画質はあまりよくない。

 そして、ゲームが思っていた以上に難しくて、なかなか
「魅せる」ゲームが出来ない(汗)
 それでも、なんとか1面クリアできました(ホッ)

 後半のパニックPLAYぶりから、このゲームの
緊張感も伝わったのではと思います。

 ビデオ撮影が終わり、編集段階で気が付いたのですが、
音が右チャンネルのみのモノラル。
 さすがに再編集するのも大変だったので、妥協。
そのかわり、BGMを入れちゃいました。

 カセットビジョンのテーマはカシオのSK−1の音です。
YOSAKU_Z3 (6).jpg
へっぽこぶりが笑えるでしょ音楽!?



<ぜひ、遊んで見てください>

 今となっては、なかなかカセットビジョンに触れる機械も、
機会も無いかもしれません。
 でも、もし見かけたら、ぜひ、遊んで見てください。

 「与作は名作!」 と断言しますexclamation

 「ゲームの楽しさはアイデア」ということが良くわかるかと
思いますヨ。





<与作の関連記事 LINK>
●さぶちゃんblog   与作系
http://blog.goo.ne.jp/tech-d/e/1fcf78dd4e2fd176e0c54b319ea78616






楽天 テレビゲーム市場
きっと遊びたいゲームが見つかる・・・。





楽天 ダイエット市場
ゲームで なまった体を シェイプアップ!!
きっといいものみつかるヨ。






posted by retrogamer at 01:50| Comment(4) | TrackBack(0) | レトロゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
与作(カセットビジョン)は、当時の目から
見ても画面粗っ!というできでしたね。
また何故だか電子ゲームにも、この題材を
使ったものが幾つか発売されていました。

しかし改めてゲームやゲーム画面をみますと、
非常にゲームとしてまとまっていたという事
に気付きますね。いまさらゲームは、画面の
綺麗さだけではないという気がします。
今見ても、結構楽しそうな気がしますね。
また、この当時独特のピコピコ音も逆にそこ
が良かったんですね。

よくよく見ると、これかなり完成度高いです。
Posted by 80-cafe at 2007年09月17日 19:27
コメントありがとうございます。

>また何故だか電子ゲームにも
 木を切り倒すということが目的のゲーム
としては、「きこりの与作」と同じエポック社からリリースされていた「Mr.Wood Man」なら過去に持ってましたが、それ以外にも存在したのかなあ?

>よくよく見ると、これかなり完成度高いで>す。

retrogamerは、このゲームは
「芸術の域に達している(笑)」
って思っています。

ふと思ったんだけど、北島三郎さんは、
このゲームの存在を知っているのだろうか?


Posted by retrogamer at 2007年09月17日 21:15
>それ以外にも存在したのかなあ?

バンダイの『ツッパリカラス』など、与作系
のゲームとして一括りにしてました。ちょっと
括りが大雑把だったかもしれませんね。

「Mr.Wood Man」はドンピシャのタイミング
でこちらで紹介されてます。
http://blog.goo.ne.jp/tech-d/e/1fcf78dd4e2fd176e0c54b319ea78616
Posted by 80-cafe at 2007年09月18日 01:56
情報提供ありがとうございます。
「ツッパリカラス」とは・・・。
存在すら知らないゲームでした(笑)

検索してみたら、詳しくレビューしている記事を発見。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~kiden/densigame8/tsuppari_karasu.htm

そこでは あまり良いようには
評されていませんでしたが、見た感じだと
おもしろそうなゲームに見えました。

ヨサク系ゲームは、
まだまだ探すとありそうですよね。
「ヒット作の影に、類似作いっぱいあり」
なのが世の常ですから(^_^)


ところで、「Mr.Wood Man」の紹介、
なかなか楽しく読ませていただきました。
今から、コメントを残しに
いってきます(笑)
Posted by retrogamer at 2007年09月18日 22:48
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