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2007年10月25日

BMといえば・・・

 BMといえば、ひとそれぞれ色々なものを
思い浮かべますよね。

 車でいえば、「BMW」。そんでもって 
あこがれは「AMD」(CPUじゃないよ)

BMXだ!って人もいるでしょう。

 
 音ゲー好きなら「BeatMania」
あ、これはビーマニとも
呼ばれてますね。

レトロゲーム好きだったら「BomberMan」や
「BomberKing」といったところでしょう。

 そして、元マイコン少年だった人は、
「マイコンBasic Magazine」

BasicMaster.jpg

 そして、さらにコアなレトロPCマニアな方になると・・・
日立のパソコン
「Basic Master」シリーズ。

BasicMaster.jpg
(クリックで拡大)

このチラシのパソコンは
「ベーシックマスターMARK5レベル3」
型番はMB-6892

CPU: 6809 1MHz (モトローラの8ビットMPU)
発売日:1983年5月
定価:118,000円
特徴:OS-9 Level1が動作可能
   ひらがな表示可能
   640×200ドット 8色カラーグラフィック

   
 ベーシックマスターレベル3は
日本で始めて6809MPUを搭載したパソコン。
FM-8(富士通 FM-7よりも前のモデル)よりも
1年も前に発売されたPCですからね。

※レベル1やレベル2はMPUは6800
(互換CPU HD46800 750Khz)

レベル3はレベル1やレベル2シリーズとは互換性の無い
「レベル3BASIC」を採用した新アーキテクチャマシンでした。

※レベル1やレベル2は日立独自系のBASIC。
レベル3はMS(MicroSoft)系のBASIC言語を搭載。
レベル3はレベル1系のBasicが非搭載なので両者の互換性が無い。

それまではモノクロ表示しか出来なかったベーシックマスター
でしたが、いきなりその当時最高水準のカラーグラフィック機能を
搭載。とはいえ、640×200モードでは8色表示でドット単位での
色の指定は不可。しかも大変遅い表示。
 結局は低解像度モードをメインで使用するのが実用的だったようです。

 ちなみに、
「ひらがな表示機能」は世界初の機能でした。
そのころのパソコンといえばアルファベットと記号、
そしてカタカナ表示が一般的でした。

 ベーシックマスターは8BIT御三家の一員だったし、
当時としてはいろいろな意味で画期的なパソコン
でしたが、後発のNECのPC-8001シリーズや、
シャープのMZシリーズにおされて だんだん
マイナーなPCへと成り下がりました。

 ベーシックマスター初代機は、その昔
retrogamerも一度だけ実物をパソコンショップで
触ったことがあります。APPLE2シリーズに
どことなく似た外国製品っぽいシンプルなデザイン
だったし、写真からのイメージよりも実物は以外に大きい。
 なんだか地味だけど高級そうなマイコンだなって
感じましたね。


 ところで、このパソコンの名称はけっこう不思議。

何故かというと・・・。

なぜ、レベルが3で、マークが5なのか?!

 それはハードウエアのグレードがレベル3となっていて、
日立のベーシックマスターシリーズとしては5番目に発売
されたという意味なのかな・・・って思ったけど、違うようだ。

「Basic Master Level 3」「Basic Master Level 3 Mark2」
というパソコンは存在するのに、マーク3やマーク4は
存在しない。(と思います)

 シリーズとしては他にベーシックマスターJr. という廉価版
のPCもリリースされていました。レベル3の弟分という位置付け
でしたが、こちらはレベル1系にカラー表示機能を加えたもの。

 レベル2はレベル1の上位互換機。Jrはレベル2の互換機+α。
レベル3は名前こそ似ているけど、レベル1やレベル2やJr.とは
まったく別のPC。つまり互換性がありません。

 このように大変わかりにくいラインナップになっていました。

※自分でも この文章を書いていて、
わけわからなくなってきましたあせあせ(飛び散る汗)


 ベーシックマスターシリーズは、このレベル3の後には 
Dr.D絶賛のパソコン「S1」と名称が変わってシリーズが継続。
 もちろんBasicMasterよりも機能もグーンとアップしていました。
S1については、詳しくはまたの機会にでも紹介します。


※Dr.D(ベーマガ誌に出てくる編集部の人)
※究極の8ビットパソコンだった「S1」には
 「レベル3」互換モードも搭載。レベル1や2やJr.の
ソフトは利用不可です。


ちなみに日立のサイトで昔の懐かしいカタログ画像を
見ることが出来ます。興味のある方は見てみましょう。

●HITACHI WebCafe
http://www.hitachiwebcafe.com/material/catalog/ichiran.htm


BMについては、以下のサイトでも詳しく紹介されています。


●スコールと青い空
ベーシックマスター解体新書 MB-6880-8
http://photo.soom.jp/MB6880/

●HITACHI BASIC MASTER LEVEL-3
http://www.japan-net.ne.jp/~a-ueda/oldcom/l3/


 と、ここまで日立のパソコンについての記事を
書いていていたところ、10/23の朝刊を見てビックリ。
驚きのニュースが飛び込んできました。


なんと、日立がパソコン事業から撤退!!!!
ネットでも載ってる!

●日立、パソコン生産から撤退 国内シェア8位(朝日新聞) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/K2007102300820.html

1978年のベーシックマスター誕生から29年もの間続いた
日立のパソコンの歴史がついに今年2007年の夏のモデルを最後に終了。

 今後、パソコン「プリウス」は店頭から消える運命なのだ。

「フローラ」は かろうじてセキュリティー用途の
特殊用途コンピューターとしてブランド名としては
継続するようですが、まず一般の人が見かけることは
無くなるでしょうね。

なんだか時代の流れを感じます。

※ もっとも、Wintel(WINDOWS&Intel)パソコン、
 つまりPC/AT互換パソコン(AXやDOS/Vも含む)を
 リリースした時点で、日立の独自パソコンの
 歴史は既に終わっていたといえば終わって
 いたのだけどね。

 PC/AT互換機やmac以外では、現在はどんな
アーキテクチャのパソコンが生き残っていることやら・・・。


 この歌を聴きながら、今までの日立のパソコンの
歴史を思い出してみましょう。



 今回はBMといえば・・・というお話でしたが、
日立中心のお話になってしまいました。

 あなたの中で「BM」といえば・・・何ですか?




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posted by retrogamer at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | レトロPC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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