ちょっと とぼけた感じのネコ
「NECO・DOLUCKY」が
イメージキャラクターとなっている札幌のゲームメーカー。
特に古くからのX68000ユーザーにはおなじみのメーカーですよね。
今回は、そんなズームネコにズームイン!
YoutubeでZOOMのイメージキャラクターもどき
「ネコ・ドラッキー モドキ」の
動画を見つけました。
(Youtube動画 ZOOM neko - modoki)
このデモ画面はもともとX68000で動いていました。
ムービーの製作にはエミュレーター「EX68 V215」を
使用されているようですが、X68000実機でもほぼ同じように
動作します。
そういえば、その昔、retrogamerもこのデモを入手して、
何度か眺めていたのを思い出しました。懐かしいです。
最初のネコさんの習字で、「ZOOM」のロゴは実は、
「Z∞M」だったことがわかります。
後半は Zoom neko「ドラッキー」は実はロボットだった!
という楽しい設定のムービー。
(そう長年おもっていました)
でも、実際は、この後半に登場するネコは
「ドラッキーモドキ」というドラッキーとは似て非なる者。
ドラッキーのライバルでドラッキーをもとに作られたロボット。
ゲーム「ファランクス」に登場するキャラクターですね。
そういえば、この動画のスペック紹介部分は、
X68000に移植されるとのうわさがあったコナミの名作
シューティング「ゼクセクス」のパロディ(だと思う)。
※残念ながらXEXEXのX68000への移植は実現しませんでした。
その後、「OVERTAKE」というF-1レースゲームの
オープニングで再びこのネコの映像に再開。
(x68k)OVER TAKE OP
このデモ画面は、まだまだ実写動画があまり存在しなかった
時代のもの。
動画は一部分しか無いとはいえ、
フロッピーディスクで動いているゲームなんですし、
当時はこのデモをみて誰もが驚いたものです。
「Overtake」はretrogamerも所有しているので、
またの機会にでも解説したいと思います。
※もっとも同時代にはX68000の最大のライバル「FM-TOWNS」の
フラクタルエンジン(実写ではないけど)なども
存在したので、それらに比べれば見劣りしたのも事実です。
でも、フロッピーで動いていたことに
ZOOMの技術の高さを感じたものです。
フラクタルエンジンについては過去記事を見てくださいね。
●フラクタルエンジンの奇跡 FM-TOWNSバンザイ
http://retrogamer.seesaa.net/article/54935777.html
ところで、
ZOOMといえば、やはりX68000。
X68000用ゲームソフトでその技術の高さを
見せつけてくれました。
技術だけで終わらず、ゲーム性も高い作品を
リリースすることでも有名でしたね。
1989年のジェノサイドにはじまり、1990年の「Lagoon」、
1991年の「PHALANX」に「ジェノサイド2」。
そして1992年には名作レースゲーム「OVERTAKE」を
リリースしていました。
1992年にはX68000の衰退を感じたためか、
FM-TOWNS用ソフトもリリース。
ジェノサイド1&2をカップリングした
「GENOCIDE SQUARE」をリリース。
このままTOWNS用ソフトもどんどんリリース
するかと期待していたのですが、残念ながら
TOWNS用ソフトはこの一本で終了。
※当時のX68000ユーザーは、残念なことに
コピーユーザーもけっこう多かったので、
ソフトの売れ行きがあまり伸びなかったらしい。
その後は何故かスーパーファミコンに参入。
「ドラッキーの草やきう」
「ドラッキーのAリーグサッカー」
「ドラッキーのパズルツアー94」
の3本のスポーツゲームをリリース。
いまいちぱっとしませんでしたが、
ドラッキーファンには好評だったようです。
SFCへの参入は やはりスタンダードなゲーム機に
参入すればそれだけ儲かると考えたためでしょう。
その反面、パソコン系ソフトのリリースが無くなった
ため、古くからのZOOMファンにとっては残念でなりませんでした。
その後はプレイステーションや、ドリームキャスト、
PLAYSTATION2、GAME CUBEと一通りのゲーム機でリリースを
続けていますが、あまりヒット作を出していません。
でも、そんな中でも
Playstation初期においては「ZERO DIVIDE」が好評でしたね。
中期には「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚」をリリース。
プレステ2で有名なのは、
「蚊」シリーズ。
あれは、たのしかった。
「蚊2」を最後に、
その後は、
しばらくZOOMの名前を見ることは無かった。
あれから、四年。
2007年からは、ソフトバンク携帯用のコンテンツ制作中心の
会社となって再び我々の前に登場。
そう。携帯電話でジェノサイドもファランクスも遊べる。
携帯コンテンツの場合はシンプルで小容量でお手軽にゲームが
作れるのか、たくさんのゲームをリリースしています。
というよりも、たくさんリリースしていかないと会社が存続
出来ないのでしょうね。
きびしい世界です。
ズームが携帯コンテンツにシフトする前にリリースしてきた
ソフトは約15タイトル。
年に1本リリースするかしないかぐらいのスローペース
でゲームを販売していて、よく倒産しなかったなと逆に
関心してしまいます。
※ひょっとしたら下請けでいろいろ作っていたかもしれませんね。
開発元「ZOOM」みたいな感じで。
ところで、今でもこのズームネコ「ドラッキー」は健在。
いまでもZOOMのイメージキャラクターだし、「ドラッキー」が
登場するゲームもいまだにリリースされています。
ズームがリリースする「ネコ」が主人公の
ゲームは、初期のころは「ドラッキー」が名称に
使用されていましたが、何故か後に「neco」を使用
するようになっていきました。
ドラッキーのフルネームは「ネコ・ドラッキー」なので、
名字を使っているか、名前を使っているかの違いなのですが、
もっと深い理由もあるのかも。
※ドラッキーとドラーキーはなんとなく発音が似てますモンね。
ZOOMの公式HPでドラッキー(NECO)の壁紙がダウンロードできたり、
過去の作品リストが見れたり、現在の携帯コンテンツの一覧が見れたり
します。興味のある方は見てみてくださいね。
●ZOOM ONLINE INFORMATION
http://www.zoom-inc.co.jp/
※現在は携帯コンテンツの紹介メインのHPとなっています。
ところで、ドラッキーもカワイイのですが、
現実世界の猫もカワイイですね。
retrogameは犬派なので、実はネコは飼ったことがありません。
でも、むかしから、「ネコにまたたび」ってホント!?って
疑問に思っていたので、今回ネット検索してみました。
そしたら、ありました!!
「謎は全て解けた!」
●ネコにマタタビ?
http://www.d2.dion.ne.jp/~hmurata/matatabi/index.html
※すごい記事です。他のコンテンツも謎なものから、
ためになる(?)ものまでてんこ盛りで楽しいです。
トップページはこちら。
●タラコでむひひ
http://www.d2.dion.ne.jp/~hmurata/hmurata.html
今回はズームというメーカーとネコ・ドラッキーをメインに
記事にしましたが、また機会をみてZOOMがリリースしてきた
ゲームについても紹介したいと思います。


楽天 テレビゲーム市場
きっと遊びたいゲームが見つかる・・・。
貴重なレトロゲームが見つかることも・・・。


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ゲームで なまった体を シェイプアップ!!
きっといいものみつかるヨ。