「AX−1」というと、アスキーの
PC-6001(NECのレトロパソコン)用の
アミューズメントパッケージシリーズを
思い浮かべる方もいるかもしれません。

でも、このAX−1については またの機会にでもお話します。
もちろん、ホンダのバイクやローランドの
MIDIコントローラー(キーボード)のお話でもありません。

今回紹介するのはファミコンの周辺機器の
「AX-1」です。
ジョイスティック(ファミリーキングなど)で有名だった
「スピタル産業」の製品。
「MULTI ADAPTER」という種類の製品。
この製品で何が出来るかというと、以下のとおり。
・ファミコンの標準パッドを連射仕様(スピードは2段階)
に出きる!
最大で 16連射の「高橋名人」もびっくりの 秒間26連射
に出来る!
・スローモーション機能を装備(スピードを細かく調整可能)
(ポーズボタンのオート連打により実現)
・ヘッドフォン端子装備!(擬似ステレオ仕様!!!)
ファミコンを改造することなく、これらの機能が
使用できたのは当時としては画期的!!!
ちなみに、この周辺機器は、ファミコンの拡張端子に接続
するので、拡張端子が省かれたファミコンの互換機などには
接続不可能。ちなみにNewファミコンには接続可能。
ファミコンの周辺機器とは思えない
ブラックのカッコイイデザインのこの装置は、
ファミコンに装着すると、やはりデザインの調和がとれずに
けっこう違和感がありました。

この装置の最大の魅力は、やはり「ヘッドフォン端子」。
普段ゲームするときの音質も、TVから聞くよりも高音質。
自分で「ファミコン ゲームミュージックテープ」を
作りたいという場合に、抵抗入りの接続コードを使って、
ラジカセのライン インなどにつないで、
ゲームの音を録音して楽しんだりも
出来ました。
自分でゲームミュージックテープが気軽に
作れたというわけ。
RF出力からTVのヘッドフォン端子経由で
録音するよりも、AX-1を使った接続の方が
はるかに良い音質で録音が出来たからネ。
ちなみに、付属のヘッドフォン(イヤフォン)の音質は
かなりボロかったので、この装置の
「真の実力」を知らない者も多かったかもしれませんネ。
とはいえ、やはり所詮はファミコンの音なので、
ピコピコでノイジーなのは言うまでもありません。
でも、今となっては、それが逆に、なつかしくも、
ここちよくもあるわけですね。
チップチューンという「ピコピコ音楽」が、一部で
熱狂的に支持されるぐらいですしね。
チップチューンについては過去記事をご覧ください。
●「チップチューン」
ゲームミュージックから生まれた音楽!?
http://retrogamer.seesaa.net/article/51638421.html
ちなみに、ヘッドフォン端子を備えた周辺機器としては
やはりジョイスティック(ホリコマンダーなど)で
有名だったHORIから
「S.D.ステーション」という製品が出ていました。
こちらはファミコンのコントローラーとマッチした
「赤とゴールド」のカラーリングだったのですが、
外見はかなり安っぽく見えましたネ。
しかも、けっこうでっかかった。
付属のヘッドフォンの
音質も良くない。
特徴としては、ファミリーベーシックが必要だった
テープレコーダーへのSAVE/LOAD機能がこの
周辺機器があれば可能だったこと。
まあ、対応ソフトが少なかったんだけどね。
例えば、初期のヒット作ロードランナーの
「コンストラクションステージ」のデータの保存などに
使用できました。
昔は所有していたのですが、かなり昔に分解して、
壊し、捨ててしまいました。
他にも 「ジョイカードサンスイSSS」というジョイパッド
でもヘッドフォン出力を楽しむことが出来ました。
(こちらは、忘れたころにでもレビューする予定です)
というわけで、ファミコンにも、イロイロな周辺機器が
まだまだたくさん存在します。
また、他のものも紹介していこうかと思います。


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きっといいものみつかるヨ。